上の子(2歳児)は、「歯磨きしてから絵本読もう」と言うと「先に絵本!」、「ご飯食べてから遊ぼう」と言うと「先に遊ぶ!」と返してきます。他にも、同じパターンが毎日のようにあります。
順番が通らないと泣いて動かなくなることもあって、正直、まだ解決できていません。「先に〇〇して、そのあと△△ね」が通じていないのか、通じているのに言うことを聞かないのか。どう対応すればいいのか、チャッピーに聞いてみました。
チャッピーに聞いてみた
なぜ「先に△△!」になるの?
チャッピーによると、順番を理解していないというより、「分かっていても、今やりたいことを後回しにする力が、まだ弱い」可能性が高いとのこと。2歳児としては、かなり自然な反応らしいです。
2歳頃は、衝動を抑える力が、まだ育っている途中とのこと。海外の小児科の学会のサイトには、2歳児は感情の衝動をあまりコントロールできず、制限されると怒りや癇癪が出やすい、と書かれているそうです。
「順番への反抗の原因が、必ずこれ」とまでは証明できない、とのことでした。
「先に〇〇、そのあと△△」は理解できる?
ある程度できるらしいです。アメリカの公的機関の発達の目安には、2歳半までに、「おもちゃを置いて、ドアを閉めて」のような2段階の指示に従えることが挙がっています。
「おもちゃを置く→ドアを閉める」と、「嫌な歯磨きを我慢したら、好きな絵本」では、難しさが違うそうです。後者は、順番の理解に加えて、やりたい気持ちを待つ力もいるからだそうです。
なので、「先に絵本!」と言ったからといって、順番が分かっていないとは限らない、とのことでした。たしかに、うちの子は分かっていそうな顔で言ってくる気がします。
試しやすい工夫
アメリカの公的機関は、幼児への指示は簡単で具体的に、一度に1つだけ、可能なら2択を使うことを勧めているそうです。チャッピーがここから挙げてくれたのは、こんな方法でした。
順番は親が決めたまま、中身だけ選ばせる
- 「パパに磨いてもらう?ママに磨いてもらう?」
- 「自分で歩いて洗面所行く?パパ(ママ)と行く?」
「先に絵本!」と言われたら、受け止めて、順番だけ繰り返す
- 「絵本が先がよかったね。今日は歯磨き→絵本だよ」
これ以上、説明しなくていいとのことです。
絵や写真で順番を見せる
「①歯ブラシ → ②絵本」のように、絵や写真で見せる方法です。これは、一般的な2歳児で癇癪が減ると示した強い比較研究は少ないので、根拠は中程度以下。試す価値のある実践策、くらいに考えてほしいとのことでした。
逆効果になりやすいこと
特に避けたいのは、長い交渉だそうです。
- 「でもご飯食べないと、お腹空くでしょ?」
- 「さっき約束したよね?」
- 「じゃあ少しだけ遊んで…」
こう続けると、「先か後か」が交渉のテーマになりやすいとのこと。「歯磨きする?しない?」のように、「しない」も選べてしまう選択肢は避けるそうです。
先にさせてあげるのは、甘やかし?
毎回、親の順番を守る必要はないらしいです。順番を変えても困らないなら(「ご飯前に、あと1回だけ滑り台」「着替えより先に、この絵本1冊」など)、「今日は絵本が先でもいいよ」で大丈夫で、それだけで「泣けば要求が通る子になる」とは単純には言えないとのこと。
チャッピーなら、こう分けるとのことでした。
- 安全・健康・時間上必要なこと → 親が順番を決める
- どちらでも困らないこと → 子どもに譲ってよい
「絶対ダメ」と言ったあとに30分泣かれて、結局、毎回変更するより、最初から「これは譲れる」と判断して渡す方が、境界線が分かりやすいそうです。ただ、これは実践上の提案で、研究で優劣が証明されているわけではない、とのことでした。
うちの場合、「先にいいよ」とそのまま通すこともあれば、こちらが疲れている日や、遅い時間、予定があって急いでいるときは、泣かれても通していません。結果的に、チャッピーの言う分け方に近いことは、すでにしていたのかもしれません。
ただ、先にさせてあげても、スムーズに次に進むとは限りません。「そろそろ〇〇しようよ」と言っても、「まだ遊ぶ」となる時もあります。
こちらが疲れている日の手抜き版
子「先に絵本!」
パパ(ママ)「絵本が先がよかったね。今日は歯磨きが先だよ」
泣いたら、「嫌だったね。パパ(ママ)ここにいるよ」で終了。選択肢も、追加の説明も、説得もいらないそうです。順番がどうでもいい日なら、「今日は絵本先でいいよ」でもOK。
目標は「毎回子どもが納得して動く」ではなくて、必要な場面では境界線を守って、どうでもいい場面では戦わないこと。0歳児のお世話と並行している今は、この省エネ運用の方が現実的、とのことでした。
まとめ
「先に△△!」は、やりたいことを後回しにする力が、まだ育っている途中だから、というのがチャッピーの見立てでした。
声かけは、「受け止めて、順番だけ繰り返す」「順番は親が決めて、中身だけ選ばせる」が基本で、長い交渉は避ける、とのこと。順番を変えても困らない場面は、譲ってよいそうです。この線引きは、すぐ試せそうです。
うちでは、すでに似たことをしていた部分もあるので、先にさせてあげたあとの「そろそろ〇〇しよう」をどうするかが、次の悩みどころです。
参考にした資料
- CDC(米国疾病対策センター)Milestones by 30 Months
- CDC Tips for Giving Directions
- AAP(HealthyChildren.org)Emotional Development: 2 Year Olds


コメント