前の記事で、イヤイヤ期には「3歳まで」のような決まった期限がないと分かった。終わりの日が決まっていないなら、終わるのを待つより、毎日の消耗をどう減らすかの方が大事になりそうだ。
上の子(2歳児)は、ほぼ毎日イヤイヤがあって、「こっちが先!」と順番にこだわって泣き続けることもある。共感したり、選択肢を出したりする声かけも試しているけど、正しいと分かっていても、毎回やるのは正直しんどい。しかも、下の子(0歳児)のお世話と並行している。
そこで、「親が消耗しすぎないための方法」に絞って、チャッピーに聞いてみた。
チャッピーに聞いてみた
毎回うまくやらなくていいらしい
結論から言うと、イヤイヤ期は、毎回説得したり、毎回共感したり、毎回選択肢を出したりしなくていいとのこと。
大事なのは、この最低ラインを守ることらしい。
- 安全を守る
- 本当に必要な境界線だけ守る
- 親が怒鳴りそうなら、少し距離を取る
- 落ち着いたら、普通に戻る
共感や選択肢は、「できたらプラス」くらいでいいらしい。
ただ、共感や選択肢を減らしたところで、思い通りにならなければ、結局大泣きされるのは目に見えている。気が楽になった、とまでは言えないかも(笑)
親が消耗しやすいのは、こんな場面
チャッピーが挙げた、消耗しやすい場面はこんな感じだった。
- 急いでいるのに動いてくれない
- 何を提案しても、逆のことを要求される
- 「こっちが先!」と順番に強くこだわる
- 一度答えたことを、何度も要求される
- 下の子のお世話と重なる
- 親自身が、寝不足・空腹・疲れている
イヤイヤそのものだけでなく、「いつ終わるか分からない」ことや、「正解の対応を考え続ける」ことも、親をかなり消耗させるらしい。
消耗を減らす、事前の工夫
毎回考えない
場面ごとの対応を、ある程度決めておくといいらしい。たとえば、こんな感じとのこと。
- チャイルドシート:「自分で乗る?パパが乗せる?」
- お出かけ:「行くかどうか」は選ばせず、「靴はどっち?」「ぬいぐるみ持って行く?」だけ選ばせる
- 歯磨き:「磨く?磨かない?」ではなく、「パパと磨く?ママと磨く?」
どうでもいいことは譲る
親が守るのは、主に安全・健康・時間的に絶対必要なことだけでいいらしい。それ以外は、子どもの希望を通してもいいとのこと。
「この順番じゃなくても困らない」「服はどっちでもいい」「エレベーターのボタンを自分で押したい」のようなことは、勝負しなくていいらしい。
時間に余裕を作る
イヤイヤが出やすい場面は、可能なら10〜15分早めに動く。急いでいると、親も子どもも余裕がなくなりやすいとのこと。
疲れや空腹の日は、基準を下げる
眠い、お腹が空いている、体調が悪い日は、普段できる切り替えも難しくなるらしい。そんな日は、「今日は説得が通じにくい日」と考えて、求めるレベルを下げるといいとのこと。
癇癪が始まったら
安全なら、「何とかしてすぐ泣き止ませよう」としなくていいらしい。
たとえば、「こっちが先だったー!」と泣いたら、
- 「先がよかったんだね。今日はこっちが先だよ」
これだけ伝えて、あとは黙って近くにいてもいいとのこと。「でもね」「聞いて」「じゃあどっち?」「泣かないで」と、説得し続ける必要はないらしい。
なお、泣き止ませなくていいというのは、無視するということではないらしい。一言受け止めて、近くで見守るのがポイントとのこと。
安全が確保できていれば、「パパちょっとここにいるね」と言って、2〜3mほど離れたり、下の子のお世話をしながら見守ったりしてもいいらしい。
ただし、次のような危険な行動は止める。
- 道路に飛び出す
- 頭を強く打ちつける
- 物を投げる
- 人を叩く
疲れている日の「手抜き版」
毎回フル対応しなくていいとのこと。チャッピーが出してくれた、疲れ具合別の声かけはこんな感じ。
- 通常版:「〇〇したかったんだね。でも今日は△△だよ。AとB、どっちにする?」
- 疲れている日:「〇〇したかったね。今日は△△だよ」
- さらに疲れている日:「嫌だったね。今日は△△ね」
たとえば歯磨きなら、「磨きたくなかったんだね。でも今日は磨くよ。パパと磨く?ママと磨く?」という感じ。
選択肢も、毎回出さなくていいらしい。
- 「自分で乗る?パパが乗せる?」 →「どっちもイヤ!」 →「そっか。じゃあパパが乗せるね」
これで進めていいとのこと。
手放していいこと
こんなことは、手放していいらしい。
- 毎回泣き止ませること
- 毎回機嫌よく行動してもらうこと
- 本人が納得するまで説明すること
- すべてを教育の機会にすること
- 毎回共感すること
- 毎回選択肢を出すこと
- 毎回うまく切り替えさせること
- 親が絶対にイライラしないこと
「泣きながらでもチャイルドシートに乗れた」なら、安全上の目的は達成しているとのこと。
気持ちの保ち方
「この子は自分を困らせようとしている」と考えるのではなく、「本人も、自分の気持ちを処理できなくて困っている」と考えるといいらしい。自分の希望は強くなったのに、待つ・譲る・切り替える力はまだ育っている途中、という状態とのこと。
そして、0歳児と2歳児を同時に見ている時期は、「今日、何回イヤイヤを完璧に処理できたか」ではなく、「今日、何回“真剣勝負”をせずに済ませられたか」くらいで考える方が、親の体力を守りやすいらしい。
まとめ
イヤイヤ期は、毎回うまく対応しなくていい。安全を守って、必要な境界線だけ守って、親が限界なら少し距離を取る。この最低ラインが守れていれば十分で、共感や選択肢は「できたらプラス」くらいでいいらしい。
疲れている日は、声かけも手抜き版でいいし、「泣きながらでも乗れた」ならそれで合格。毎回完璧にやろうとするより、真剣勝負をしない日があってもいいらしい。真剣勝負をしなければ体力は残るけど、結局泣かれるのは変わらない。まぁ、真剣勝負をして、それでも泣かれる方が、やるせないけど…。


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